不倫(不貞行為)には少なくとも
- 不倫をした配偶者(甲)
- 不倫の相手になった人(乙)
- 不倫をされた配偶者(丙)
が登場します。
現在、不倫の慰謝料を請求できのは、
- 丙が、甲と乙に対して
でしょう。
簡単に言うと、甲と乙が悪いということです。
甲と乙の間でも、責任の程度が違うという考え方もあります。
厳密には、甲と乙で共同して不倫の慰謝料を支払った後、甲と乙が分担割合を決めることになります。【不真正連帯債務】です。
後日、分担割合を決めるというのは、登場人物全員にとって嫌なことなのではないでしょうか。誰がどれだけ悪いかという問題はありますが、とにかく大切なことは、
- 今後、登場人物全員がどのように暮らすか
ということでしょう。法的な理屈を踏まえて現実的な解決を図るのが良いと思います。