不貞行為婚姻破綻

婚姻破綻

離婚するから

「離婚するまで待っていてほしい」
「これから離婚するから」

これは男性がいうケースが多いようですが、たとえば「現在、妻がいるけれども、関係は破綻している。近いうちに離婚するので、結婚を前提に交際したい」というようなことです。

婚姻関係が破綻していれば、独身状態と同じで、不倫の問題は生じないといわれています。自分は固く離婚を決意しているから、不倫交際・不貞行為の問題は生じないということでしょうか。

一般論ですが、婚姻関係が破綻していて、他の女性との交際が問題にならない状態というのは、夫が固く離婚を決意しているだけでは不十分です。配偶者の一方が離婚を決意していて、「いつ離婚話をしようか」と考えている状態では、まだ破綻していないことになるようです。
破綻とは、妻も夫も離婚を了承し、いつでも離婚届が出せる心理状態と考えたほうがよいでしょう。

「今は、離婚するつもりになっている」だけのことで、いつになったら実際に行動に移すのか1年経ってもあいまいなまま、というケースもよくあります。

破綻と不貞行為

こうなると問題は不貞行為の有無です。不貞行為には故意過失が要件となりますが、故意がなくても過失は認められるのではないでしょうか。

まだ妻に離婚を言い出せないとか、交際していることが妻に知られると困るというのは、婚姻関係が破綻していないことが明白です。不貞行為がなくても、相手方(ここの例では男性側の)平和な婚姻生活を破綻させかねない行為を長期間故意に(わかっていながら)続けていることになってしまうかもしれません。

交際はどうするのか

AさんにBさんという配偶者がいて、「破綻しているのかな?」という状態で、AさんとCさんとの不倫が問題になった場合、Bさんのできること、することはだいたい決まっていますが、Cさんは非常に悩むのではないでしょうか。

  • 破綻していて、今後、離婚してから、AさんとCさんが夫婦になるのなら問題はないでしょう。
  • Cさんが、AとBとの婚姻を破綻させるような不法行為をしてしまったとすれば、不倫の慰謝料という損害賠償をしなければならないかもしれません。
  • Cさんは、Aとの交際をすぐにやめれば済むのでしょうか。

そのようなご相談もよくありますが、「なんとなく危険そうだからやめておいたほうが無難でしょう。」というわけにはいきません。ケースバイケースとしか申し上げようがありません。

 

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