協議書合意書離婚

離婚時の財産分与

離婚時のお金のやり取り

離婚の際に、財産をどのように分けるか(財産分与)は大きな問題です。離婚について配偶者の一方に非があるなら「離婚の慰謝料」も生じるかもしれませんから、この分も考慮しておく必要があります。

買い物をするときに「内訳」というのがあります。内訳は明細書であって、項目ひとつひとつを積み上げていけば、「総計」に至るような気がしますが、実際にはどうしても曖昧さがあります。

「区切・段階」がある

バスに乗ると、「駅前停留所」から「中央1丁目停留所」まで乗車しても「中央2丁目停留所」まで乗車しても、料金は同じ」という「区切り」があります。数百メートルの違いだとしても、バスの燃料費も、タイヤのすり減り方も、運転手の労力も違うのですが、乗車料金は同じでよいのです。「区切り」があって、一定区間は同料金です。
算定が無理だったり、かえって煩雑さが増すとか、いろいろな事情があるのだと思います。建築とかリフォームなどにもたいていは似たような点があります。

夫婦の婚姻中に共有の財産があるとしても、共有財産の形成の仕方はまったく同等だったか、支出は共有財産からだったか、共有財産から固有の財産としたものはかったかについて、まちがいなく精算できるでしょうか。共有財産は折半にするといわれても、納得できるのでしょうか。
また、離婚について責任があるといっても、その程度をどうやって算定したらよいでしょうか。

そうすると結局、大雑把に算出するのがもっとも現実的だと思います。大雑把なら、財産分与離婚の慰謝料を分別することにもあまり意味はないでしょう。非のある方が多めに支払うという程度ではないでしょうか。ひっくるめて「離婚給付金」とすることがよくあります。

そんないい加減なことでは納得できないとなれば訴訟となるでしょうが、訴訟をしてもすっきりはしないと思います。国家権力である裁判所によって決定されるので「あきらめ」がつくとは思います。あきらめるよりは、協議をして示談書・協議書を作成したらよいと思います。

総合的判断

大雑把ということは意外と大切だと思います。大雑把とは、全体をみて、総合的に判断するということでもあります。

緻密に、コツコツと数字を積み重ねることが正しい場合もあるとは思いますが、離婚に関連する問題とか相続関係の協議の場合は、全財産の額によりますが、数百万程度の誤差・不明はどうしても生じます。相続ですと数千万円の誤差もあると思います。

ただし、額は大雑把でも、

  • その額をいくらにしたのか、
  • いつ・どのように支払うのか、
  • 不倫の慰謝料については計算は別。

というようなことはきちんと決めて、協議書・合意書のような書面にまとめておくことは大変重要だと思います。

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