債務不履行

約束が守られない

 

債務不履行とは

約束の通りに支払ってくれないのは債務不履行と考えられます。「債務の本旨に従った履行がなされない」のが債務不履行です。
債務不履行には

• 履行遅滞：履行が可能なのに履行期を過ぎた
• 履行不能：履行したくてもできない事情が生じた
• 不完全履行：履行がなされたようだが、債務の本旨に従った完全な履行でなかったため、債権者に損害が生じた

がありますが、他に

• 付随義務違反：説明や情報提供が不十分
• 保護義務違反：相手方の利益保護が不十分

を入れることもありますし、別の分類もあるようです。債務者に帰責事由があるのかどうかも重要です。

債務不履行があったら

債務不履行に対しては、債権者は

• 履行請求（強制履行）と、場合によって損害賠償請求
• 契約の解除と、場合によって損害賠償請求

など、何ができるのか検討しましょう。

合意書・示談書

花子さんと太郎さんは口約束でした。口約束でも契約は成立しています。知り合い同士で、口約束でやり取りをすることはあるでしょう。しかし、支払いが遅れたり、不安になったりしているので、これを機会に合意書・示談書など書面にしておくことをお勧めします。
公正証書にすると強制執行できる場合があります。内容証明郵便を出すとカドが立つのではないかと躊躇する人もおられますが、強制執行できる公正証書を作成するのは、事情によりますが、さらにカドが立つかもしれません。問題になっている金額とか、相手との人間関係などを総合して検討しましょう。「総合して検討」というのが特に大切です。

川崎市　中原区　「内容証明」

いきなり訴訟にすることも可能ですが、内容証明郵便を出すなどして、相手と協議をするとよいでしょう。ここで、民法何条違反だとか、刑法の何罪にあてはまるなどとはお互いに言わないほうがよいと思います。

そういうことを言いはじめると（表現が悪いですが）、「理屈好きな小学生のケンカ」をみているように感じられることがあります。お互いの溝は深まり、問題は必要以上に大きくなり、周囲にまで迷惑をかけることになりかねません。

はじめに紹介した例ですが、すでに口頭やメールで催促したのですから、毎月の支払いをきちんと実行してくださいという内容証明郵便を送ってみましょう。普通の人は、それで真剣に対応してくれると思います。毎月４万円が無理なら、もう少し額を変えるなど方法を考えましょう。

「協議」が重要とはいえ、個人で（当事者だけで）する協議と、行政書士が通知してから行う協議は違ったものになると思います。協議は「書面」「文章」ですることが重要です。昔なら手紙を使うでしょうが、最近はメールでよいでしょう。

通常はメールで、そして要所は内容証明・覚書・念書・合意書などにまとめるとよいと思います。

川崎市中原区　武蔵小杉の行政書士

会社の設立や行政の許認可などしか扱わない行政書士もいますが、当事務所は内容証明郵便や慰謝料、相続・遺言書起案などを中心業務としています。

• 東急東横線
• ＪＲ横須賀線・新宿湘南ライン
• ＪＲ南武線

の沿線のかたには便利です。また、

• 田園都市線
• 小田急線
• 溝の口・武蔵溝ノ口駅
• 登戸駅

をご利用のかたからのご相談も多いです。
千葉・埼玉・静岡からもおいでいただいています。

面談は、武蔵小杉・元住吉、あるいは出張もしています。

業務時間は、平日の８時から７時までの他に、

• 土曜日
• 日曜日
• 祝日
• １９時・２０時から

などでも、面談できるようにしています。
元旦・大晦日、ゴールデンウィーク、お盆などでも、できる限りのことはします。電話やメールですと対応がしやすいです。詳細は「後日の面談で」となるかもしれません。

先の予約があるとか、会議中、公共の場所にいるなど、お電話での対応ができないことがあります。
そういう場合は、できるだけ早く折り返しお電話しますので、

• 「内容証明について」
• 「示談書」
• 「不倫の慰謝料について」

など、ひとことメッセージを入れていただけると助かります。
また出張中などは携帯電話・スマホに転送されるようにしている場合もありますので、ご了承ください。メールならもちろんいつでもご利用ください。