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配達証明を付けますか
内容証明郵便を発送するのに窓口へ行くと、たいていは「配達証明はどうしますか?」と聞いてくれるでしょう。
「内容証明郵便の書き方・発送の仕方」などを紹介している本やネットの情報で、「内容証明郵便には配達証明を付けるように」というアドバイスがあることがあります。
「配達証明を付ける」というのは、配達完了後、「いつ配達が完了したかの証明書(葉書)を発行する有料サービスを依頼する」ということです。
内容証明郵便は、発送した内容を証明してくれますが、「相手がいつ受け取ったのか」がわかりにくいからです。
内容証明郵便はすべて必ず「書留郵便」でもありますから、相手が受け取る際に認印や署名をしているはずです。もし、相手が長期間不在だったりすれば返送されてきますから、返送されてこなければ届いているはずです。うやむやであれば調査してもらえます。
単に私の印象ですが、郵便局が民営化される前でも郵便物の調査はかなりきちんとやってくれたと思います。到着するはずの手紙(内容証明郵便でも書留でもありませんでしたが)が何日経っても届かないので、調査を依頼したところ、1か月以上経って、封筒は擦り切れ、ヨレヨレになっていましたがきちんと見つかり、配達されたということもありました。
そのような場合の心配をしなくても、配達証明郵便と指定すれば、配達してから数日して「配達証明」のハガキが郵便局から届きます。
内容証明郵便を速達で出しても、配達証明は普通郵便できますから、配達してから2・3日後になることが多いようです。
配達証明は必要か
結局、内容証明郵便を発送するときには「配達証明」にするのかどうかですが、これは場合によって多少違います。
何か法的な行為をする場合に、必ず事前に相手方に通知することが必要だったり、相手方に何日前に届いていなければならないとか、いつ通知したかが重要だったりします。そのような場合には、必ず配達証明にしておかなければなりません。
しかし、きちんとこちらの主張を伝えるだけの目的で内容証明郵便を送ったり、ある出来事についてきちんと協議しましょうという内容証明郵便でしたら、配達証明は必ずしも必要ではないと思います。
せっかく内容証明郵便を送付するのですから、どうせなら配達証明を付けておく方がよいかもしれません。付けるか付けないか、よくわからなければ付けておいた方が無難でしょう。
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