契約書・遺産分割協議書・離婚協議書・示談書・合意書・念書など、話し合って作成する書類はたくさんあります。
書面にしなくても、お互いにきちんとそのとおりに守るならそれでよいでしょう。後日、「言った・言わない」という問題が起きないのならよいのです。しかし、そういうことが時々起こるので、念のため書面にするわけです。
書面にしようと言いにくい場合には、専門家に「丸投げ」しようという提案をしておけば、「あなたが信用できないから書面化するのだ」という印象が薄くなるかもしれません。
結果をどうまとめるかとは別のことですが、契約書・遺産分割協議書・離婚協議書・示談書・合意書・念書などを作成する場合、初期段階から書面でやりとりをすることをお勧めします。要点をまとめやすいと思います。
以前は、よくファックスを使いましたが、最近では電子メールがあります。いちいち書くのが面倒だからということで、口頭だけで済ませていると、気づかないうちに違う方向へ話が進んでいることがあります。どうしても、口数の多い人、話しの上手な人の方へ話が流れていくからです。
彩行政書士事務所で協議書を作成する場合には、電話は使わないのが普通です。面談しても、その後、文書(電子メール・ファックス等)で確認しています。
面談の際に、これまでの経緯や主張をまとめたメモをくださる人がいて、これがたいへん役に立ちます。当事者から話を聞いただけでは協議書・合意書等はできないこともあるからです。他の資料も予想以上に大切なことがあります。また、協議書・合意書を作成する前段階として「念書」が必要になったり、「債務の承認書」等が必要になることもあります。
ケースによってさまざまですが、多くの資料があるほうが良い結果となると思います。