合意書・示談書・和解書・念書・協議書・誓約書・詫び状・契約書などたくさんの「表題」があるので、どう書くべきか迷う方もおられるのですが、表題よりも内容が重要なのでそれほど気になさらなくてもよいでしょう。
しかし、表題によっては、当事者の一方が署名押印等を嫌がるとか、一方に不満が残ることがあります。内容を踏まえて、双方が納得できる表題を考えましょう。
以下、大雑把な目安です。
- 示談:示談とは、迷惑をかけた方が謝罪し、たいていは金銭を支払い、迷惑をかけられた方がそれで一切を水に流すイメージでしょうか。
- 和解:和解は、当事者が話し合い、相互に譲歩するイメージが強いかと思います。和解には「裁判上の和解」というのもありますが、裁判所内ですることですから、ここで詳しくは触れませんが、「裁判上の和解」で作成された和解調書は確定判決と同一の効果があることは知っておきましょう。
- 合意契約書:不貞行為のあった場合に、不倫の慰謝料を支払う、今後についての約束を明記することがありますが、合意契約書とすることが多いです。