書面の言葉遣い
「合わせて」は合計する意味で、「併せて」は両立させる意味ですが、どちらもふたつ以上のもの・ことを一緒にすることなので、使い分けが難しいせいもあり、今では同じ意味で使うかもしれません。ひらがなで「あわせて」と書いておいた方が無難かもしれません。
契約書や内容証明郵便を作成するときにも、「あわせて」という言葉は使われます。
- 「本件委託業務の対価として、合わせて計100万円を支払う。」
- 「謝罪文と誓約書の差し入れと併せて慰謝料の支払いを請求します。」
ただし、日常的に「併せて」はあまり使わないようなので、内容証明郵便・示談書・謝罪文・誓約書など、これが使われる書面では特に意味を持たせていると考えるべきでしょう。