対応は早く

冬の寒さが和らいでくると行楽とか旅行に出かけたくなりませんか。私は旅行とまではいわなくても、出張の帰りなどに寄り道をしたり遠回りをするのを楽しみにしています。

出会い

ところで、旅先では人との出会いがあるのでしょうか。人によってはたくさんあるのでしょうが、一般的にはあまりないのではないかと思います。また、昔よりも人から話しかけられたりすることを好まない人が増えているそうで、出会いの機会とか知り合いになる機会は減っていると聞いています。

小さな観光地だから混んでいるのかと思ったら、季節のせいか時間のせいか閑散としていて、たまたま出会った人に挨拶したら迷惑がられた

という話もあります。観光地で話しかけてきた人がいて、迷惑だとか、気持ち悪いとか、さんざんに文句を言っている人がいました。YouTube 用の動画作成中だったとのことですが、話しかけてきた人はそれに気づかなかったようです。コメント欄には、「警察に通報した方がよい」とまで書かれていました。話しかけた方が男性で、話しかけられた方が女性なのが問題なのかもしれません。

私が見るかぎり、その話しかけてきた人に非はないように思えましたが、とにかくあまり気安く話しかけるものではないかもしれません。迷惑行為とか付きまといとか、さらには個人情報保護など注意すべきことは増えているでしょう。

問題は起こる

出会いがなければトラブルもないはずなのですが、特別なことは何もしていないようでもトラブルの元はあるようです。偶発的な事故やトラブルメーカーに出会ってしまうかもしれません。

通常は、意識的に距離を取るとか、話し合いをして解決できるものですが、込み入ってきたり感情的になると解決が遠のくことがあります。他にも、「こういう場合は必ず〜のように解決しなければならない」のような思い込み(?)とか、主義や信条が影響することもありそうです。(いじめ問題にも似ている点があるかもしれません。) なんとか解決の道を探りましょう。

早期の対応

一概には言えませんが、できるだけ早く働きかけるとよいと思います。何かが起きて何か月も経ってから協議を申し入れて、相手方がなかなか真剣に取り合ってくれないというご相談があります。かといって、まったく無視されるわけでもなく「のらりくらり」のことがあります。既に過去の終わった出来事だという意識なのか、あるいは弱腰だと思われてこのまま放っておけばよいと思われている可能性もあるでしょう。

不倫や不貞行為についても非常に対処の遅い人がいます。この場合、配偶者からも不倫の相手方からも誠意ある対応が得られないことがありそうです。確証がないなど、いろいろな事情があるとは思います。たとえば、

  • 夫(妻)が不貞行為を認めない
  • 夫(妻)は不倫をみとめたが相手が認めるかどうかはまだわからない
  • 相手の苗字は知っているが名は知らないという
  • 勤務先は知っているが自宅住所は知らない
  • マンションは突き止めたが住戸がわからない

というようなことで、相手方に内容証明郵便を送れるかどうかということなどを検討しているうち、責任追及にいたらないま数か月が経過しているというようなケースがあります。

事故などのアクシデントについても同様です。

飲食店でバッグにスープ等をこぼされてしまったが、どの程度の損害か検討しているうちに数か月過ぎてしまったということになっては、損害賠償請求とか示談書・合意書の作成には少し遅い感じがします。「手遅れ」だというわけではありません。

一般的に時間がたてば経つほどいろいろな困難が生じたり、協議がしにくくなると思います。少々極端な言い方をすると、

  • 行動するなら早く、何もしないのなら早く諦める

という心構えでいた方がよいかもしれません。

示談書の作成

「拙速」という言葉もありますから、闇雲に突き進めばよいわけではありませんが、なるべく早いうちにすっきりさせましょう。

懸案事項をすっきりさせるためには、合意書示談書の作成をとりあえずの目標とすることをお勧めします。そのために現状でなにができるか、今どうすべきかを検討しましょう。

お忙しい方にはメール相談をお勧めします。ご相談内容によりますが、書類等が必要だったり、面談して詳細を検討することが必要な場合もあります。メールアドレス📧