占いをしますか?

(以下、あくまでも私の経験談です。)

私の友人で、占いを趣味にしている人がいます。彼の占いは結構人気があるようです。しかし、彼自身が言うには、実は占いではなく、人生相談であり、ある程度論理的に結論が出るのだそうです。

自分が悩んでいることを誰かに話して、「自分が現在どのような運命で、どのようにすればどうなるのか」という答えは意外と出やすいというのです。

そのために、まず予約の段階で、「占いをする日までに、自分の状況をきちんとまとめること、そして自分が選択可能な道を2つピックアップすること」をやっておいてもらいます。私の知人のやっている占いとはそういうものです。

行政書士では、どうすると「運気」が上がるかというようなことはわかりませんが、内容証明示談書相続関係遺言書などで、「今の状況ならどのようになるケースが多いか」「遺言書にどのようなことを書けばよいか」「内容証明を出すべきか」「示談書はどういう方針で作成すればよいか」など、ある程度、統計的なデータと経験を持っています。占いではありませんが、ある程度の予測はできます。

それに法的知識を加えると、今後どのようにすべきかという決断は2つか3つに絞られてくることがほとんどです。
法の規定・一般的な傾向・ご本人のこだわりを明らかにすると、選択可能な道はそれほど多くないのです。

私の友人の「占い」と、内容証明・示談・不倫・相続・遺言などの相談には似たようなところがあると思います。ただ、書類には、書いてはならないこと、書かなければならないこと、書いたほうがよいことなどがあります。

相談(無料でも有料でも)をしたうえで、ご自分で内容証明・不倫の示談書・合意書・相続関係書面・遺言書の作成方針が決まったと喜んでいただけることも多いのですが、その方針に沿った手続き、その方針を実現する書面をどのように作成なさるのか心配なことがあります。

 

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